旅日記
ヨガ日記 1day旅。朝の静寂と満天の星空を見に…。
コロナ・パンデミックになってから、世の中の価値観が変わりつつある今、今度は豪雨で熊本が襲われ、甚大な被害を受けている。ほんとうに胸が痛い。一体この世界はどうなってしまうのだろう。家を流され、家族を失った人たちは、これから、何を希望に生きていけばいいのだろう。
生きていくことがこんなに壮絶なことなんて、今さらだがつくづくと考えこんでしまう。
しかし、鬱々する気持ちとは裏腹に、窓の外は、快晴が広がっているここ沖縄だ(有り難いもんだ)。今から一泊の旅に出ようと思い、息子の朝ごはんを用意した。「冷蔵庫に野菜やお肉が入っているので、スマホからレシピをひろって、好きに料理して食べて。くれぐれも火には注意してね、じゃ、行ってくる」家にいる大学生の息子に言った。お腹を空かして仕事から帰ってくる娘のぶんもちゃんと作るように言い残し、簡単な荷物を持って私は家をでた。「オーケイ!ゆっくりしてきて!」この子はいつも、ご機嫌良く送り出してくれるので、気持ちが楽になる。
目的地は国頭村にあるオクマリゾートホテル。車を走らせ、さてどこに行こうかと、予定のない空いた時間の計画を立ててみた。
ここが海外だと、さて、どこに行こうか、なんてのんきなことは言ってられないだろうな。
念入りに計画して、穴が開くほどバスや電車の時刻表とにらめっこしてるだろう。言葉が話せないぶん計画は密になる。本当だったら、今頃、バリ島へ行ってヨガと英会話合宿を堪能してる予定だった。世界中がコロナ・パンデミックに襲われた今、すべての予定が変更されたのだ。
沖縄本島の先まで一人で行くのはどうかと思ったが、とりあえず高速にのった。Maroon5のsugar♪をながしていたら楽しくなってきた。とうとうテンションマックス!あっという間にインターの出口、許田インターまで着いた。空と青い海が、私を日常から少しづつ引き離していく。左側に広がる西海岸沿いの道路を北へと走った。
そうだ!喜如嘉へ寄ってみよう。バナナの繊維から一本一本の糸を紡いで織物を織っていく工程を見てみたい。芭蕉布という着物が仕上がるまでを見てみたいと思ったのだ。織物会館のドアを開けたら、誰もいない。観光客もいなければスタッフらしき人もいない、どうしようか、ひき帰そうかと思ったその時に、「こんにちは。ようこそ。暑かったですね、どうぞ。」と女性の方がでてきた。「今はお昼時間なんで、工房の職人さんたちは休憩に入ってるんです、時間までこのビデオをご覧になっていてください」と優しく言ってくれた。そしてなんと今日は「敏子先生もいらっしゃるんですよ」と言った。えっ!あの平良 敏子さん、人間国宝の・・・??生きていたんですか!と思わず言ってしまいそうだった…。「100歳なんですよ、今日はたまたま工房にきてるんです」私はなんてラッキーなんだろう。20年前、私は呉服屋さんでアルバイトをしていた。大きなイベントや展示会では、貴重品である沖縄芭蕉布の着物を苦労して、委託で借りてきた。なぜなら沖縄の芭蕉布は、その複雑な工程と時間をかけた貴重な伝統工芸の域までのぼりつめていたからだ。今や何百万円するといわれる芭蕉布の着物は身に着けるというよりは、展示品になっている。戦後、失われかけた芭蕉布を復興したのが、平良 敏子さんだということだ。戦時中、疎開先の織物工場で働いていた敏子さんは、縁あって、戦後沖縄へ戻ってから芭蕉布の復興と育成に従事した。僅かなお金にしかならないこの仕事をすることや人を育てることは、どんなに苦労しただろう。聞かなくても私にだってわかることだ。
芸術や伝統工芸というものは、直接生活に役立つものでは無い。むしろまったく役に立たない。役に立たないからこそ価値があって意味があるとも言える。
社会が不確実な今、そして、人間の力ではどうにもならないような自然の猛威の中で、生活や人命に直接関わるものは大切だ。お金、経済、税金、命。しかしこれらの事ばかりに支配されては、どうにかなってしまう。それらと対極にあるものこそ、魅力的で救済してくれるものかもしれない。これもまたこの世界からの、大胆で思いがけない贈り物だ。文明世界にもまだたっぷりとゆとりがあり、文明滅亡後の暗黙の世界ではないということではないだろうか。想像力や美や感動は、人間に与えられたギフトである…。
私は、糸芭蕉の畑を見学し、フクギの木に囲まれた赤瓦の家がある民家を歩いた。丸くなった背中で糸を紡ぐ、100歳の平良 敏子の姿が頭から離れなかった。
午後過ぎ、目的地のホテルに到着した。
1時間後に、主人と石川くん(整体スタッフ)も到着した。
2人はオートバイでツーリングしながら、北上して来た。途中、シーカヤックやシュノーケリングを楽しんだようだ。
今回は3つのお部屋をそれぞれとったので、ゆっくりと過ごせそう。さて、今夜は七夕だ。天の川を観ることができるかな…。
オンラインヨガ開催中!
~オンラインヨガ料金・購入~
チケット1枚(60分クラス1回)¥1000
マンスリーパス(ひと月受け放題)¥6000
プライベートレッスン ¥3000
オンラインヨガサイト
https://hiyaneyoga.thebase.in/
浦添教室ヨガ
月水金曜日 20:30〜22:00
土日曜日 7:30〜9:00
リビングヨガ豊見城 (要予約)
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整体ひやね 浦添ヨガ リビングヨガ豊見城 お寺ヨガ
http://www.seitai-hiyane.jp/yoga.php
ヨガお問い合わせ
yoga2712@icloud.com(24時間受付)
09097839659 ひやね(電話、もしくはCメール(24時間受付) )
生きていくことがこんなに壮絶なことなんて、今さらだがつくづくと考えこんでしまう。
しかし、鬱々する気持ちとは裏腹に、窓の外は、快晴が広がっているここ沖縄だ(有り難いもんだ)。今から一泊の旅に出ようと思い、息子の朝ごはんを用意した。「冷蔵庫に野菜やお肉が入っているので、スマホからレシピをひろって、好きに料理して食べて。くれぐれも火には注意してね、じゃ、行ってくる」家にいる大学生の息子に言った。お腹を空かして仕事から帰ってくる娘のぶんもちゃんと作るように言い残し、簡単な荷物を持って私は家をでた。「オーケイ!ゆっくりしてきて!」この子はいつも、ご機嫌良く送り出してくれるので、気持ちが楽になる。
目的地は国頭村にあるオクマリゾートホテル。車を走らせ、さてどこに行こうかと、予定のない空いた時間の計画を立ててみた。
ここが海外だと、さて、どこに行こうか、なんてのんきなことは言ってられないだろうな。
念入りに計画して、穴が開くほどバスや電車の時刻表とにらめっこしてるだろう。言葉が話せないぶん計画は密になる。本当だったら、今頃、バリ島へ行ってヨガと英会話合宿を堪能してる予定だった。世界中がコロナ・パンデミックに襲われた今、すべての予定が変更されたのだ。
沖縄本島の先まで一人で行くのはどうかと思ったが、とりあえず高速にのった。Maroon5のsugar♪をながしていたら楽しくなってきた。とうとうテンションマックス!あっという間にインターの出口、許田インターまで着いた。空と青い海が、私を日常から少しづつ引き離していく。左側に広がる西海岸沿いの道路を北へと走った。
そうだ!喜如嘉へ寄ってみよう。バナナの繊維から一本一本の糸を紡いで織物を織っていく工程を見てみたい。芭蕉布という着物が仕上がるまでを見てみたいと思ったのだ。織物会館のドアを開けたら、誰もいない。観光客もいなければスタッフらしき人もいない、どうしようか、ひき帰そうかと思ったその時に、「こんにちは。ようこそ。暑かったですね、どうぞ。」と女性の方がでてきた。「今はお昼時間なんで、工房の職人さんたちは休憩に入ってるんです、時間までこのビデオをご覧になっていてください」と優しく言ってくれた。そしてなんと今日は「敏子先生もいらっしゃるんですよ」と言った。えっ!あの平良 敏子さん、人間国宝の・・・??生きていたんですか!と思わず言ってしまいそうだった…。「100歳なんですよ、今日はたまたま工房にきてるんです」私はなんてラッキーなんだろう。20年前、私は呉服屋さんでアルバイトをしていた。大きなイベントや展示会では、貴重品である沖縄芭蕉布の着物を苦労して、委託で借りてきた。なぜなら沖縄の芭蕉布は、その複雑な工程と時間をかけた貴重な伝統工芸の域までのぼりつめていたからだ。今や何百万円するといわれる芭蕉布の着物は身に着けるというよりは、展示品になっている。戦後、失われかけた芭蕉布を復興したのが、平良 敏子さんだということだ。戦時中、疎開先の織物工場で働いていた敏子さんは、縁あって、戦後沖縄へ戻ってから芭蕉布の復興と育成に従事した。僅かなお金にしかならないこの仕事をすることや人を育てることは、どんなに苦労しただろう。聞かなくても私にだってわかることだ。
芸術や伝統工芸というものは、直接生活に役立つものでは無い。むしろまったく役に立たない。役に立たないからこそ価値があって意味があるとも言える。
社会が不確実な今、そして、人間の力ではどうにもならないような自然の猛威の中で、生活や人命に直接関わるものは大切だ。お金、経済、税金、命。しかしこれらの事ばかりに支配されては、どうにかなってしまう。それらと対極にあるものこそ、魅力的で救済してくれるものかもしれない。これもまたこの世界からの、大胆で思いがけない贈り物だ。文明世界にもまだたっぷりとゆとりがあり、文明滅亡後の暗黙の世界ではないということではないだろうか。想像力や美や感動は、人間に与えられたギフトである…。
私は、糸芭蕉の畑を見学し、フクギの木に囲まれた赤瓦の家がある民家を歩いた。丸くなった背中で糸を紡ぐ、100歳の平良 敏子の姿が頭から離れなかった。
午後過ぎ、目的地のホテルに到着した。
1時間後に、主人と石川くん(整体スタッフ)も到着した。
2人はオートバイでツーリングしながら、北上して来た。途中、シーカヤックやシュノーケリングを楽しんだようだ。
今回は3つのお部屋をそれぞれとったので、ゆっくりと過ごせそう。さて、今夜は七夕だ。天の川を観ることができるかな…。
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