ヨガ日記&整体ひやねin沖縄

日々の出来事や気付いた事などをアップしていきたいと思います。

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てぃーだブログ

父の誕生日

父の誕生日

日曜日の晩、久々に兄弟姉妹実家に勢揃いして、夕食をしました。

しっかり者で気の利く妹は、「少し過ぎたけど、お父さんの誕生日だったよね」
と、バースデーケーキを準備してくれてました。

夕食後、電気を消して、甥っ子姪っ子のバースデーソングで
盛り上り、拍手喝さいの中
電気をつけたら、父が深刻な顔をしているのです。
そして、語り出したのです。

「実は、自分の誕生日があまり好きではない。
これまで、できるだけ誕生日をさけてきたんだ」・・・と。

戦争で何もかもなくなり、混乱した祖母は、
息子の生まれた日もあやふやで、
わからなくなり、戦後、役場へ提出したあたらしい戸籍が、
父の取りあえずの
誕生日となったそうです。、

歳をとるにつれ、自分の誕生日が気になり、
本当の自分の生まれた日がいつなのか知りたい。
と虚しそうに語る父の顔が、印象的でした。

父の話を聞きながら、わたしは以前に、ヨーガ療法の講義で、
健康の定義について学んだことを
思いだしたのです。


健康の定義(世界保健機構 WHOによると)とは、


肉体的に病気がない状態だけを言うのではなく、

肉体的にも

精神的にも

社会的にも

完全にダイナミックに健やかな状態。


ということです。

肉体的、社会的というのは、なんとなくわかりますが、
精神的な健康の意味が、すぐにはピンときませんでした。

精神という言葉の意味には、
心、霊魂、たましい、意識というふうに説明
されてますが、ヨガ的にとらえて言うと、


「霊的な成長、すなわちスピリチュアル的な健やかさ」
ということになると思います。



「いったい私はどこから来たのか?」

「そして、どこへ帰っていくのか」

人智をこえた大いなる存在との繋がりを考えるとき、
小さな私という存在。
それをつなぐ糸口、もしくは小さな扉・・・。

そういった自分という存在の出どころ(出自)を
知るということは、親は誰なのか?
を知ることと同じくらい大切なこと。

それがわからないでいいると、足元がふらつくように、
帰属意識が失われ、地域社会で生活する
ことに困難を感じる人も
実際にいるようです。

いったい自分はだれなのか?
1970年まで行われていた、児童移民の実話です。
親から子供を引き裂き移民にしてしまう
行為は、ゆるされるものではありません。
それも、わたしが生まれたその年まで。
オーストラリアとイギリスという国で信じられません。
なんと残酷なことを・・・。




もし、親がだれかわからないことがあっても、自分がここに存在していることは事実ですし、
存在する意味も必ずあります。

健やかなスピリチュアリーとは、
外の世界と関係しながらも、孤独、静けさ、内省、内側をみながら暮らしていく。
さらに高い次元にある親元の神にたいして、思いを馳せながら祈り、暮らしていくことなのかな・・・。


最後にスワミ・チダナンダジの
この言葉(胸にずっしりと・・きました)


「人間は皆地球の旅人(トラベラー)である。
何も持たずにやってきて、またすべてを置いて行ってしまう・・・。」

そのためにも、小さな小さな自分からこつこつと・・・ニコニコ
命を込めて、今日も一日を生きる。
ちっぽけだけど偉大なことを。



最後まで読んでくださりありがとうございます。



by Yuko hiyane




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寺yoga(安国寺)

9月11日(日曜日) 7:30~9:00

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プロフィール
SeitaiHiyane
SeitaiHiyane
50代からの身体づくりをテーマにヨガ教室を運営しております。料理、ヨガ、旅をテーマに、日々の気づきを「ヨガ日記」として綴っております。

1970年、南城市出身 豊見城市在住。
『思い込みからの解放』をテーマにyogaをはじめる。
2008年 木村 慧心のもとで3年間『ヨガ療法士養成課程』を修める。
2012年 乳癌の宣告を受け、リハビリ中に大きな気づきを得る。
『もっと自由に自分らしく、そしてアクティブに生きる』ことをモットーに、アシュタンガyogaの練習を始める。現在、アクティブなヨガとセラピーyogaを実践中です。