ヨガ日記&整体ひやねin沖縄

日々の出来事や気付いた事などをアップしていきたいと思います。

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てぃーだブログ

寺ヨガ

秋の合同座禅会で~

こだわりを捨てれば「苦」はなくなる。

こだわりや、かたよりを捨てて、とらわれない心で、

何ごとにもとらわれないように生きればいい。

そんな生き方をすれば、静かな安らぎをえることができるはず。

というのが、お釈迦様の教えであり、仏教の基本的な考え方です。



では、夢や目標を持つということは、どうなのだろう?

夢や目標があるからこそ、もしくはこだわるからこそ、モチベーションに
なるし、生きる希望になるのでは?

こだわる心や、何かに執着する心が、時には力となり、パワーやエネルギー
になっていることも事実です。

ヨガでいう自己実現や仏教でいう悟りも、それを得たいという欲求からくるものではないでしょうか?

その為もしくは、その目標のために、それぞれの行(修行)をおこなっているのだと思いますが、
お釈迦様の教えとは、相反するような理解(私のレベルでの)に、複雑な気持ちになることが、
実は正直、しばしばあります。



座禅とは、執着するこころを捨てること。
生きるとは、執着するこころと共にあること。


この世は、諸行無常で、確かなものは何もないし、ましてや自分のものだと言えるものなど一つもない。
にもかかわらず、

人間というものは、自分にこだわり、変化するものの中に自分を見つけて、すがろうとするし、

これは自分のものだと、いつまでもこだわり続け、我に執着して、自分以外のことを考えない。

そのようにこだわるから、「苦」が生じるのだ。



生きるとは苦しみである



執着やこだわりの中に、執着しないすべてをゆだねる時間、それが
座禅なのですね。

目を閉じ瞑想の中でしか、自分を無くし委ねることができない臆病な私。

そんな私でも、身をまかせることで、見えてくる世界があります。



臨床心理学者の河合隼雄(かわい はやお)は、クライアントと向き合うとき、

徹底して相手の言葉に耳を傾け、自分の意識の流れみたいなものを捨ててしまう。と言っています。

自分を無に近づけて、あるいは自分を殺して、相手の「ありよう」を少しでも自然に、

あるがままに吸い込もうとしてるのです。

できるだけこちらの気配を鎮め、相手の存在をそのままのかたちで、受容しようとする
姿勢だとおもいます。


クライアントと向かい合うことで、多くの場合、魂の暗い奥底まで、その人と一緒に降りていきます。

それは、危険を伴う作業になります。ひょっとしたら帰り道筋がわからなくなり、そのまま暗い場所に

沈みっぱなしになってしまうこともあるかもしれません。

そのような場所で糸くずのようにべったり絡みついてくる負の気配を振り払うため、

日常会話の中でくだらない、親父ギャグ(駄洒落)を口にしないわけにはいかなかったようです。

村上春樹「職業としての小説家」より



「のぞみはもうありません」

と面と向かって言われ、私は絶句した。

ところがその人が言った。

「のぞみはありませんが、光はあります」

なんとすばらしい言葉だと私は感激した。

このように言ってくだざったのは、

もちろん、新幹線の切符売り場の駅員さんである。



ちなみに私の場合は、ヨガの練習を行うことで、絡みついてくる「負の気配」を
ふるい落としてるような感じです。


秋晴れの爽やかな日曜の朝。

ざわざわという草木の音を聴きながら、自分とおもっている肩書きを一つずつ

はずし、自由にのびのびと過ごした

秋の合同座禅会でした。


秋の合同座禅会で~



by yuko hiyane













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プロフィール
SeitaiHiyane
SeitaiHiyane
50代からの身体づくりをテーマにヨガ教室を運営しております。料理、ヨガ、旅をテーマに、日々の気づきを「ヨガ日記」として綴っております。

1970年、南城市出身 豊見城市在住。
『思い込みからの解放』をテーマにyogaをはじめる。
2008年 木村 慧心のもとで3年間『ヨガ療法士養成課程』を修める。
2012年 乳癌の宣告を受け、リハビリ中に大きな気づきを得る。
『もっと自由に自分らしく、そしてアクティブに生きる』ことをモットーに、アシュタンガyogaの練習を始める。現在、アクティブなヨガとセラピーyogaを実践中です。