ヨガ日記&整体ひやねin沖縄

日々の出来事や気付いた事などをアップしていきたいと思います。

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てぃーだブログ

ヨガ日記

「読書日記」スタンフォード式人生を変える運動の科学

台風の影響でめちゃくちゃ悪天候だった沖縄。
横ぶりの雨風が何日も続くと、ほんと外に出るのも億劫になってしまい、かと言って家事は待ったなし。
1人暮らしの娘は、こんな時だけ帰ってくるし。
「ごはんあるー?今日はご飯なにー?」
(なんて調子のいいヤツ!)
と、4連休は手抜き料理(豚挽き肉)と、久しぶりの読書三昧で過ごしたわたくし。実は最近、ぜんぜん読書をしてなくて。
集中力がないのか、面白い本との出会いがないのか、よくわかりませんが読んだり書いたりをサボってました・・・。

夏野菜ドライカレー(きゅうりトマトパクチーなどの生野菜のっけ)
「読書日記」スタンフォード式人生を変える運動の科学



ピリ辛肉味噌とサラダ
「読書日記」スタンフォード式人生を変える運動の科学


「読書日記」スタンフォード式人生を変える運動の科学



今日ご紹介したいのは、スタンフォード大学の心理学者である、ケリー・マクゴニガル「スタンフォード式人生を変える運動の科学」です。
この方、大学での講義や国内外での講演活動のほか、心身相関をテーマに研究してる立場から、エアロビクスやヨガのグループレッスンの指導も長年行っているそうで、私はますます興味をもって読み進めましたよ!

「読書日記」スタンフォード式人生を変える運動の科学


たしかに。納得だなと思ったところが、運動(私の場合ヨガですけど)をすると、集中力が上がる、いい気分になれる、人に優しくなれる、不安や孤独を消し去り、喜びと希望を与えてくれる。というところです。

週末の朝ヨガが終わると、私は決まってカフェに寄るんですが、読書をするときもあれば、ネットで情報収集をしたり、ブログや日記を書いたりと、結構これがはかどるんです。何もせずにぼ~ッとしていても頭がスッキリとし、突然わくわくしてきたり、隣の席にいる人に話しかけたくなったり、店員にジョークを言ったり(笑)…。ちょっと危ない人かも。その原因が、この本を読んでいて納得したんです!

運動が脳に与える影響については、これまでもいろんな方が書いていて、
ドーパミン(わくわくした感情)
アドレナリン(ドキドキなど集中力を高める)
エンドルフィン(脳が生産する鎮痛剤(痛みへの耐性効果、安定した穏やかな気分)

などの脳内神経伝達物質の分泌が活性化される。

そのことにプラス、この本では最近の研究でわかった、ランナーズハイについても解説されてました。
それが、内因性カンナビノイドという脳内化学物質の分泌。
ランナーズハイ(快感)とはかならずしもマラソンだけではなく、サイクリングやエアロビクスやダンスやヨガなどにもあてはまる。心拍数は上がるが苦しくない程度の運動ということだ。トレーニングの前後に参加者たちの採血をおこない、カンナビノイドの血中濃度を調べたら、なんと3倍も上昇した。

アシュタンガヨガでのフルプライマリーでいうところの「ヴィラバドラーサナ(戦士のポーズ)」あたりのところがちょうど20分くらいだ。
確かに、エネルギーがあがり、体が軽くなって、汗が噴き出る。このあたりからは、もう周りの人の目など気にならない。それぐらい自分自身に集中している。

どんな運動であれ、運動がもたらす高揚感を味わうには、自分にとってややきつい運動を20分は続けることだ。これだけでハイになるというのだから、慢性的なうつ病の人にとっても運動は最も効果的であるということがわかる。

でも、なぜ、運動すると、こんなにも体にご褒美を与えてくれるのだろうか?という問いに対して、この本は、人類の進化の過程まで遡って解説してるところが面白かった。

狩猟採集時代がもっとも長かった人類は、動くことで生命を維持してきたからだ。、遺伝子に刻まれた、生存する為ための記憶が、"体を動かすこと(運動)"だったのではないか。ランナーズハイとは、生き延びる為の、脳からのご褒美(報酬)だという。

私はヨガを始めて15年以上(さまざまなヨガを実践)になります。10年前に出会った、アシュタンガヨガは、ヨガの中でも過酷なヨガ(柔軟性、体力、強さを要する)だと思ってました。気になるけど近付き難いヨガ、という感じです。あえてチャレンジしてみたいと思い立ったのは、2012年に癌の宣告を受けてからでした。
もっと強くなりたい!という思いは、精神的なことだけではなく、身体的にも強くなりたいと思ったのでした。

アドベンチャースポーツ選手、テリー・シュナイダー(57歳)は、レースの道中で、ボートから転落した。目の前にはサメやウミヘビがうごめいていたし、ジャングルではヒルたちが彼女に飛びつき、手袋やズボンのなかのありとあらゆる隙間に入り込んできた経験を語りながら、
「過酷な環境では、人間はさまざまな意味で苦しみを味わいます。しかし、美しい自然に囲まれながら、乗り越えるべき苦難が待ち受けているところに醍醐味があると思う」
と、語ったのでした。

体力のない私にとって、アシュタンガヨガの初日は、過酷そのものでした。しかし、やり終えた後は、まったく違う世界が開けたような喜びでいっぱいになり、面白くて、わくわくし、ほかでは味わえない経験でした。

「世間のプレッシャーから自由になったように感じる」と言ったシュナイダーに共感します。

また、ヨガを練習しているときには、外見はこうあるべき、自分のことはこう考えるべきという押し付けが消えてなくなるし、額から流れ出る汗が、余計なことをきれいさっぱり消し去ってしまう。そんな感覚があります。

動くこと(運動)は、人間の本質であり、もっとも自分らしい自分に会える、そんな気がしてなりません。

「読書日記」スタンフォード式人生を変える運動の科学



人類は、多くの時間をかけゆっくりと進化してきたのに対して、テクノロジーはもの凄いスピードで進んでいきます。
現在の社会や生活様式は、狩猟採集時代とは、まったく真逆になり、動かずに生産性を生むことに価値観がシフトしてきました。
産業革命から始まり、徐々に今の生活様式になってきたのは、わずか200年。
しかし、人類の進化(200万年かけて)は、動くことで生存してきたわけですから、人間の脳がまだ追い付いてない状態、ということがかんがえられないだろうか?精神を病む人たちが増えてきたのも、人類の進化とテクノロジーの関連性がないとも言えない。読後そんな気がした。


「読書日記」スタンフォード式人生を変える運動の科学




最後に、ヨガ後のふーちゃん(統合失調症経験者)の感想を記載いたします。

私は精神病、だ。
しかし、人には恵まれている。
本当にそうなのか、単なる私のお花畑のような思考回路(ポジティブ)がそう感じさせているのか、それはわからない。
だが、この頃、確かに、良い出逢いは多く感じる。
その中でも、安国寺での寺ヨガの講師で来ていたYさんとは、桜坂の小説講座でも一緒で、なにか縁がある。
コロナで寺ヨガが中止になったりして、縁が途切れていたが、たまたま電話かけたことで、ドライブなどに行く仲になった。
遠からず、近からず。
遊びに行っても、まだ物足りないな、とおもったところでお別れするのが、ミソだ。
ヨガの講師なだけあって、スレンダーなボディだ。あと、Yさんは、精神病の方のケアヨガをしてあげたいという、まだ淡い目標を持っている。それはいいことだとおもっている。
 今回、無料体験一か月コースを、ZOOMで親切心でやってもらった。

私は精神病だが、身体を動かした後はリフレッシュしている。そして、やる気・体調が良いのが、3日間ほど続く。ヨガで、身体も少し変化も見受けられ、締まった。

オンラインヨガの中で、生活習慣のことを指摘されたなか、
「健やかに生活すると、魂が落ち着く」と、言われた。すかさず、メモった。

健常者と障がい者は、やっぱ違うのかな?とおもうが、一緒の世界で生きているから、健常者にはなれないけど、真似たい。勉強したい。

Yさんのヨガの効果か、朝用のオニギリを手作りでつくってストックし冷凍したり、市販のミルクティーじゃなく、Tパックから煮だして牛乳入れて作ったり。

生きる活力が沸きだしてきた。

Yさんと出逢った、ひとつの縁で、こうも変わるなら、世界も捨てたもんじゃないとおもうのだ。
私には、Yさんだけじゃない、婚約者や、この頃は優しいヘルパーさんもできたし、母親や、弟、作業所の皆、どんどん世界を広げたい。

ヨガは一時間コースだった。何回か繰り返したのは、太陽礼拝というポーズの流れ。お尻を天井へ向けて持ち上げるダウンドックというポーズで一呼吸。自律神経が関係するバランスも、片足立ちで体幹を鍛えたり。クーラーつけてても汗ばむ。。

 無料体験一か月コースの最後は、早くからの(私としては)10:00からのヨガとなった。ギリギリに婚約者に起こしてもらい、バタバタと身支度した。反省。

Yさんがしきりに言うのは、「努力を努力とかんじなくなってきたときこそ、アーサナー(ポーズ)が成熟したことを意味する」と、聖者パタンジャリが言った名言らしい。「努力を努力とかんじなくなってきた~」は、心にズシンときて、さっそく、またもやメモった。

 相談支援所の担当の人も、
「そのペースが身についちゃってる。」と、おなじようなことを言っていた。

 良い出逢いがあるなか、良い言葉ももらえ、コロナで少し萎えてるが、楽しく生きようと思う。

負けないように、しっかりと意思を持ち続けていたい。日々、精進だ。

 P.Sそして、Yさんのヨガのあとは筋肉痛になる。身体が、「使ってくれて有難う!」と、いう歓びのサインなんだろうなとおもう。



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プロフィール
SeitaiHiyane
SeitaiHiyane
50代からの身体づくりをテーマにヨガ教室を運営しております。料理、ヨガ、旅をテーマに、日々の気づきを「ヨガ日記」として綴っております。

1970年、南城市出身 豊見城市在住。
『思い込みからの解放』をテーマにyogaをはじめる。
2008年 木村 慧心のもとで3年間『ヨガ療法士養成課程』を修める。
2012年 乳癌の宣告を受け、リハビリ中に大きな気づきを得る。
『もっと自由に自分らしく、そしてアクティブに生きる』ことをモットーに、アシュタンガyogaの練習を始める。現在、アクティブなヨガとセラピーyogaを実践中です。