ヨガ日記&整体ひやねin沖縄

日々の出来事や気付いた事などをアップしていきたいと思います。

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てぃーだブログ

ヨガ日記

ヨガ日記「トランジットハウス日常と非日常の間で」

今朝は、真っ白なシーツのベッドの上で目が覚めた。
ふわふわと弾力のある枕は、私のものとは違う上等なものだ。あっ、そうか、ここは家じゃない。と気づき、すぐに起きてベランダへ出た。海からの潮の匂いが、私の脳をリラックスさせてくれた。下の方からは、ダイビング器材を準備しているインストラクターの声が聞こえてくる。海上には、船が待機していてダイバーが乗り込んでくるのを待っている。「こんな美しい世界があるのかっ!と思ったよ」と、目を輝かせながら海の世界を熱く語る友人たちを思い出した。いまだに海に潜った事のない私は「へぇ〜いいね〜すごいね」と言いながら聞いていたけど、最近になって、自分も体験してみたい。と、本気で思うようになった。
たぶん、コロナが無かったら思わなかっただろうと思う。意識はいつも遠い国、とくにヨーロッパに向いていたからだ。バジルのジェノベーゼを食べるたびにイタリアのジェノベ地方を想い、青カビチーズを食する度にトスカーナ地方の田舎暮らしを夢見たり。世界中の観光客に人気のある青の洞窟にも行ってみたいと思っていた。ダイビングなんて興味もなかったのに、そんな自分を今なら笑える。
行動範囲が制限された中での楽しみを見つけることは、とても重要だと思うようになった。もしかしたら生きていく力にも繋がるような気がしている。

ヨガ日記「トランジットハウス日常と非日常の間で」


ヨガ日記「トランジットハウス日常と非日常の間で」



カフェを経営してる弟が、宿を始めてしまった…、心配な姉ちゃん…。
宿を始めるかどうか相談を受けていた姉ちゃんは、飲食店を続けていくことがどんなに困難かと、いうことを聞かされていたので、宿の話を聞きながら、希望と不安の間をゆらゆら揺らいでいた。そんな心境だったので、まともに相談にものって挙げられず、とうとう今となってしまったのだ。

築29年の古い建物は、水漏れや排水管の問題などいろいろあって大変なのだけど、どうしてもここを借りたかった理由がリビングからの絶景だったようだ。まるで、海の大型キャンバスが壁に取り付けられているように、いや、キャンバスでも写真でも映像でもない、本物がすぐそこにあるのだ。本物の自然が表情をかえていく姿に私も息を呑んでしまった。こうして一日中、移り変わる自然だけを見ていたことがあっただろうか…。いやないと思う。これまで自然の中でキャンプをしたことはあるけれど、キャンプは以外と忙しく、一日中ご飯作りに精をだしてしまう。まっ、キャンプはこれが醍醐味なのだけど、キャンプの醍醐味とはまた違うものがここにはあると思ったのだ。

ヨガ日記「トランジットハウス日常と非日常の間で」


ヨガ日記「トランジットハウス日常と非日常の間で」


ヨガ日記「トランジットハウス日常と非日常の間で」



私は、朝のオンラインヨガを済ませてから家を出た。途中、宜野湾に新しくできたというファーマーズマーケット(ハッピーモア)へ寄って、今夜の酒のつまみとなるものを物色しに行った。おっあるあるっ。解凍して直に食べれる、手作り豚肉ハーブパテや、無農薬野菜(ベビーリーフ)、野菜チップなどを買った。ワインとチーズはイバノで買い、家から持ってきたシーフードのアヒージョもあるし、あとはカフェのメニューをルームサービスしてもらおうと思う。トランジットハウスは、ホテルという概念ではなくて、異国での海辺の暮らしをコンセプトにしているようだ。なので、ラグジュアリーでもなければ、できあがったサービスもない。古い建物や古い階段、落書きのある壁や街の臭いが、そこら中に漂っている。日常も非日常も同時に味わい尽くすことで、リセットできるのではないかと私は思う。

ヨガ日記「トランジットハウス日常と非日常の間で」


ヨガ日記「トランジットハウス日常と非日常の間で」


ヨガ日記「トランジットハウス日常と非日常の間で」



夕方に主人が来て、いっしょに過ごし、朝早く出て行った、というか仕事へ行った。
私は今、日常と非日常の朝を一人で過ごしている。たった一杯の珈琲がこんなにも美味しいなんて。なんて贅沢な朝なのだろうと思う。

昼前に部屋をチェクアウトし、荷物をまとめ、また古い階段をおりていった。下のトランジットカフェでのブランチを食べてから家へと向かった。
まさに束の間のトランジット(次の目的地までの間の乗り継ぎ)だった。車を走らせながら、日常へと切り替わっていく自分がいた。

ヨガ日記「トランジットハウス日常と非日常の間で」





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プロフィール
SeitaiHiyane
SeitaiHiyane
50代からの身体づくりをテーマにヨガ教室を運営しております。料理、ヨガ、旅をテーマに、日々の気づきを「ヨガ日記」として綴っております。

1970年、南城市出身 豊見城市在住。
『思い込みからの解放』をテーマにyogaをはじめる。
2008年 木村 慧心のもとで3年間『ヨガ療法士養成課程』を修める。
2012年 乳癌の宣告を受け、リハビリ中に大きな気づきを得る。
『もっと自由に自分らしく、そしてアクティブに生きる』ことをモットーに、アシュタンガyogaの練習を始める。現在、アクティブなヨガとセラピーyogaを実践中です。