ヨガ日記
フランスで出会った、幸せな味…。キッチンで旅気分!
11月に入り、南国の島でも秋らしくなってきました。
これまで作る気にも、食べる気にもなれなかった焼き菓子ですが、秋が深まるにつれ、体が欲しがる。ちゃんと季節がわかるんでしょうか。身体って不思議です。
朝、ひと仕事終わってからの珈琲とほんのり甘いデニッシュを食べる時、それはそれは幸せなひと時です。
ごっくんと含んだ苦い珈琲の後の、甘さがたまりません。口の中にふわっと広がる甘さの後の、珈琲の渋みと甘み。
それを味わった日は朝からご機嫌になる。
ヨーロッパを旅したとき、りんごの種類の多さに驚いた。安かったので、マルシェで買ってみたら、あまり美味しくない。普段食べ慣れているサクサク甘い日本のりんごとは違う。こんなもんかとおもっていたら、ヨーロッパでは、りんごをそのまま食べるというより、デザートにしたりジャムにしたり、またはお料理の付け合わせとして使う方が多いのだとか。
ポーランドを旅したときの熱々のりんごのデザートや、フランスで食べたお肉とのソテーとしてのりんごも、言葉がでないほど美味しかった。ソース(脇役)として十分に働いてくれている。
今日は、フランスの家庭料理ともいわれる、りんごのデザート「ガトーインビジブル」を作りました。りんごのクラフティとも呼ばれてますね。
南フランスのシャンブル・ドット(民泊)で泊まった時にもマダムがささっと作ってくれたことを思い出し、キッチンで旅気分です 笑。
「私の育ったブルターニュ地方では、小麦も葡萄も育たないの。だからワインよりもシードル(りんごのお酒)を生産し、よく飲んでいたわ。」
大西洋に突き出したフランス西端の半島にあるブルターニュ地方は、地の果て(フィニステール)と名付けられるように、不安定な空と強風、痩せた土地には、小麦も葡萄も育たず、唯一りんご畑だけがあるような所だという。
若者は村を出ていき、年寄りだけが多い村では、昔ならではの風習や習慣に取り憑かれたように暮らしている。
だからなのか、若者は自由なパリや、または明るい陽のさす南フランスへと出て行く者が多いそうだ。
マダムもまたその1人だった。
南フランスを最後の佇まいとして選び、自分の夢だったシャンブル・ドット(民泊)を持つことを胸に抱いて。
「子供の頃は、甘くないガレットばかりを食べさせられていたわ。だから甘いデザートに憧れていたの。ブラーンジュディ(ベーカリー)では毎日甘い香りの中働いたわ。だからりんごを使ったデザートは得意なの、わたし」
甘い香りがオーブンから漂い、部屋いっぱいに広がった。
アップルパイとも違うし、りんごのパウンドケーキでもない、焼きリンゴが甘い生地にうもれている。私は差し出されたナイフで"さくっ"と切り分け、フォークを突き刺したりんごを口へと運んだ…。
りんごの甘さと酸味がバターの塩気と絡まり、口の中で溶けていく。プリンだ。プリンとりんごのコラボレーションだ。どこか懐かしい味。子供の頃の記憶が蘇りそうな不思議な味に、ウルウルときた…。
そのウルウルは、美味しい味に感動したウルウルではなく、懐かしさや安心感を思い起こさせたウルウルだったのだった。
そこで気づいた、「私、不安なんだ。」
はじめてのヨーロッパで家族を引き連れてきたものはいいが、言葉が通じない地図が読めない、ずっと緊張しっぱなしの孤独感。ついに糸が切れそうになった。明日から娘を引き連れての2人旅だ。主人が一緒なのも今夜が最終日で主人と息子は明日パリへと行ってしまう…。
ノルマンディー(故郷)を飛び出してきたマダムの理由が、"甘いクレープを食べたかった"生きる為の食事ではなくて愉しむ為の食事がしたかった。という。
甘いものとは、孤独感や不安感の対岸にあるものかもしれないな。ダイエットやカロリーのことを忘れ甘いものでほっこりとひと息つくこともありですね…笑。
紅玉というりんごが、酸味と硬さのバランスでは、ヨーロッパのりんごに近いようです。しかしあまり出回らないので、手に入りにくい。なので、よくあるフジでも大丈夫です。材料を混ぜて、りんごに回しかけて、オーブン(180°40分)で焼く簡単ですよ、なんせフランスでは家庭料理なんですから。
りんごのクラフティ
りんご1コ
たまご1コ
さとう50g
溶かしバター50g
薄力粉50g
牛乳120g
ラム酒 大さじ1
180°のオーブンで約40分。
さぁ、明日は、しっかり濃いめに入れた紅茶を添えて、味わってみようかな。
ダイエットはいったん横に置いといて、甘いしあわせを味わえば、明日もご機嫌にがんばれそうです。
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チケット1枚(60分クラス1回)¥1000
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浦添教室ヨガ
月水金曜日 20:30〜22:00
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yoga2712@icloud.com(24時間受付)
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これまで作る気にも、食べる気にもなれなかった焼き菓子ですが、秋が深まるにつれ、体が欲しがる。ちゃんと季節がわかるんでしょうか。身体って不思議です。
朝、ひと仕事終わってからの珈琲とほんのり甘いデニッシュを食べる時、それはそれは幸せなひと時です。
ごっくんと含んだ苦い珈琲の後の、甘さがたまりません。口の中にふわっと広がる甘さの後の、珈琲の渋みと甘み。
それを味わった日は朝からご機嫌になる。
ヨーロッパを旅したとき、りんごの種類の多さに驚いた。安かったので、マルシェで買ってみたら、あまり美味しくない。普段食べ慣れているサクサク甘い日本のりんごとは違う。こんなもんかとおもっていたら、ヨーロッパでは、りんごをそのまま食べるというより、デザートにしたりジャムにしたり、またはお料理の付け合わせとして使う方が多いのだとか。
ポーランドを旅したときの熱々のりんごのデザートや、フランスで食べたお肉とのソテーとしてのりんごも、言葉がでないほど美味しかった。ソース(脇役)として十分に働いてくれている。
今日は、フランスの家庭料理ともいわれる、りんごのデザート「ガトーインビジブル」を作りました。りんごのクラフティとも呼ばれてますね。
南フランスのシャンブル・ドット(民泊)で泊まった時にもマダムがささっと作ってくれたことを思い出し、キッチンで旅気分です 笑。
「私の育ったブルターニュ地方では、小麦も葡萄も育たないの。だからワインよりもシードル(りんごのお酒)を生産し、よく飲んでいたわ。」
大西洋に突き出したフランス西端の半島にあるブルターニュ地方は、地の果て(フィニステール)と名付けられるように、不安定な空と強風、痩せた土地には、小麦も葡萄も育たず、唯一りんご畑だけがあるような所だという。
若者は村を出ていき、年寄りだけが多い村では、昔ならではの風習や習慣に取り憑かれたように暮らしている。
だからなのか、若者は自由なパリや、または明るい陽のさす南フランスへと出て行く者が多いそうだ。
マダムもまたその1人だった。
南フランスを最後の佇まいとして選び、自分の夢だったシャンブル・ドット(民泊)を持つことを胸に抱いて。
「子供の頃は、甘くないガレットばかりを食べさせられていたわ。だから甘いデザートに憧れていたの。ブラーンジュディ(ベーカリー)では毎日甘い香りの中働いたわ。だからりんごを使ったデザートは得意なの、わたし」
甘い香りがオーブンから漂い、部屋いっぱいに広がった。
アップルパイとも違うし、りんごのパウンドケーキでもない、焼きリンゴが甘い生地にうもれている。私は差し出されたナイフで"さくっ"と切り分け、フォークを突き刺したりんごを口へと運んだ…。
りんごの甘さと酸味がバターの塩気と絡まり、口の中で溶けていく。プリンだ。プリンとりんごのコラボレーションだ。どこか懐かしい味。子供の頃の記憶が蘇りそうな不思議な味に、ウルウルときた…。
そのウルウルは、美味しい味に感動したウルウルではなく、懐かしさや安心感を思い起こさせたウルウルだったのだった。
そこで気づいた、「私、不安なんだ。」
はじめてのヨーロッパで家族を引き連れてきたものはいいが、言葉が通じない地図が読めない、ずっと緊張しっぱなしの孤独感。ついに糸が切れそうになった。明日から娘を引き連れての2人旅だ。主人が一緒なのも今夜が最終日で主人と息子は明日パリへと行ってしまう…。
ノルマンディー(故郷)を飛び出してきたマダムの理由が、"甘いクレープを食べたかった"生きる為の食事ではなくて愉しむ為の食事がしたかった。という。
甘いものとは、孤独感や不安感の対岸にあるものかもしれないな。ダイエットやカロリーのことを忘れ甘いものでほっこりとひと息つくこともありですね…笑。
紅玉というりんごが、酸味と硬さのバランスでは、ヨーロッパのりんごに近いようです。しかしあまり出回らないので、手に入りにくい。なので、よくあるフジでも大丈夫です。材料を混ぜて、りんごに回しかけて、オーブン(180°40分)で焼く簡単ですよ、なんせフランスでは家庭料理なんですから。
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りんご1コ
たまご1コ
さとう50g
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180°のオーブンで約40分。
さぁ、明日は、しっかり濃いめに入れた紅茶を添えて、味わってみようかな。
ダイエットはいったん横に置いといて、甘いしあわせを味わえば、明日もご機嫌にがんばれそうです。
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