私の主催するヨガ教室への問い合わせで、一番多いのが、

「体が硬いんです。大丈夫ですか？」と尋ねる方だ。

私は、「大丈夫ですよ。是非、体験ヨガに来て下さい。」と言う。そして、教室の門をたたきやってくるのだけど、またもや、同じように

「私、体が硬いんです、大丈夫ですか？」と、
言ってからマットを敷く。

あなたのペースでやっていいんですよ、大丈夫ですよ。というとやっと安心する。私から言わせれば、その悩みはまったくもってナンセンス。「そんなこと、悩む必要ないのにな」と思っている。いや、でも気持ちはわかる。私も苦手な英語を克服しようと、オンライン英会話にテャレンジしているが、初めての講師にあたるたびに、「I can't speak English(私、話せないんです)」と言ってしまう、笑い。

それは同時に、「それでも私は英語を学びたいの！最低限でいいから会話をスムーズにしてみたいの！そしてもっと人生を楽しみたいの！だからお願い、このやる気を失わせないでね。よろしくね。」という気持ちを含んでいる。

ヨガの場合だと、その先にある健康的な体、柔軟性があり美しい心や体をイメージしているのだと思う。
その方向性は正しい。しかしイメージしてるビジュアルはそれぞれ（個々）のようだ。たまに、ヨガモデルのような芸術的なポーズをイメージしてる人や、もしくは足を真横に広げ（開脚）、前屈し、胸までもペターっとついてる自分の姿をイメージしてる人もいる。それはあくまでも形であって、必ずしもそのようなポーズができることが、健康的で正しいとは言えない。

今は、脚が開かなくても、背中が長く伸びなくて、心地いいかどうかよくわからなくても良い。

とにかく見様見真似でやってみる。

ケガをしそうな危険な姿勢の時には、先生が教えてくれるので、安心してやってみることが大切だ。安心しながらやっていると、呼吸が落ち着いてくるのがわかる。自然と呼吸が長くなり、ヨガの動きに連動してくる。そこから呼吸に動きが合ってくるのだ。そうすると楽しくなってくる。
体が硬くて痛かったのが、嫌ではなくなり、痛いけど効いてる感じ、気持ちいい感じに、受け取り方が変化してくるのだ。するとヨガを練習することが楽しくなってくる。楽しくなってくると相乗効果が生まれ、体も柔らかく、強くなってくるのだ。体が安定し始めると同時に、心も安定してくる。しかし、開脚はまだできない。モデルのような芸術的なポーズには、まだまだほど遠いけれど、これこそが、ヨガでいう健康的な心身だと思う。

自分にとっての心地よさを見つけることは、もっとも大切な要素でもある。ヨガの練習をしていくと、自分のこだわりや思い込みといった、自分を縛り付けているものにも気づきやすくなる。私たち大人も、もっとのびのびと自由でいいのではと思う…。

体が硬いからヨガはできないということはない。
今ある体からスタートすればいい。それで充分なのだ。








９月に入り、秋風が通り抜けていく瞬間が気持ちいいですね。先日、久しぶりにリビングyogaを再開いたしました。
教室の方では、新規の方がヨガの体験へと足を運んでくれ、少しずつ賑やかになってきました。嬉しいです。
ありがとうございます。

リビングyogaでお持ち帰り用の「和え物キムチ」のレシピと教室ヨガの動画です。

よかったら見てくださいね。
https://youtu.be/9FCXxtVb19U



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